もう先々月のことになってしまいましたが、5月上旬にニューヨーク合気会(https://nyaikikai.com/)に訪問して出稽古をさせていただきました。
道場長の山田嘉光先生の稽古です。
山田先生は1964年に渡米し、現在のニューヨーク合気会を作り上げた、合気道の海外普及の第一人者です。
アメリカ大陸をはじめ、ヨーロッパでも合気道の普及に貢献しました。
加藤は2004-2005年にニューヨークに留学しており、一時は道場内に住み込みをさせてもらっていました。
高校を出たばかり、初めて親元を離れて外国に行き、右も左も分からないとはこういうことかと思うほど何も分からない時に、合気道をしているというだけで温かく迎え入れてくれた道場で多くの思い出があります。
ニューヨーク合気会に訪れたのは実に16年ぶりになります。
ニューヨークに来ることはありましたが、道着を持って道場に来ることはなかなかできませんでした。
16年経って訪れた道場は、少し内装がキレイになり外の垂れ幕が変わっていたほかは、ほとんど何も変わらず同じように稽古がされていました。
一階は駐車場になっているのですが、階段で二階に上がる時は、なんだか16年前に戻ったような不思議な感覚に襲われて少し緊張しました。


当時は三階に先生の事務所と内弟子が住む部屋がいくつもあったのですが、コロナで内弟子は解散。
欧米各国から弟子が来ているあの感じがいかにもアメリカぽくて好きだったので、残念です。
驚いたことに、山田先生は今年に84歳になられたとのことです。
稽古で指導されている姿は壮健そのもので力がみなぎる感じでしたが…またすぐに来ようと思いました。